瑞穂CBT相談室

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ブレインスポッティングを受けて(Aさん)

「私は幼少期の辛い記憶を手放したいと思い、カウンセリングを受けました。
辛い記憶とは、家族との関係についてです。自分にとって辛い経験だと認めてから持ち続けているので、約20年持ってきたことになります。

年令を重ねて、自分を納得(家族も大変だったのだから等)させていけたらと思っていました。
性格の特徴として、自責が強く、突然不安に襲われる事がありました。
自分の生きづらさは自覚があり、AC(註・アダルトチルドレン)の本を読みあさりました。最近では、愛着障害だと自覚したところでした。自覚はありましたが、共存しているつもりでした。

この数か月は、婦人科の治療のため、閉経状態にしています。更年期と同様のことが体に起こってきます。約6か月間の治療ですが、5ヶ月目に入った辺りから、イライラし始め、幼少期の記憶がフラッシュバックの様に甦りました。

同時に家族への怒りが出てきました。フラッシュバックも多くなり、過去のことしか考えられなくなり、泣く時間が増えてきました。 『これは更年期にしている副作用だから、治療の間だけだ。あと、ひと月の治療が終わるまでの辛抱だ』と耐える日々でした。

しかし、家族の顔を見ただけで、頭は冷静なのに、自分の別の所で怒りが抑えられないという状況になり、カウンセリングを受けることを決意しました。
過去の辛い記憶に対し、『自分が怒りを抱えている』ことも分かってきました。

約20年間、辛い記憶と一緒に怒りに満ちた状態でした。
怒りは身体に悪いと考え、一刻も早く怒りの感情を手放したいと思いました。
タイムマシンに乗って過去を変えたい、そのことばかり考えるようになりました。
あの言葉を取り消してほしい。

この状態が続きましたので、辛い記憶をトラウマととらえ、向き合うことにしました。辛い記憶を自分にとって無毒化して、反応しないようになりたかった、悲しみも怒りも手放したかったのです。

治療法は、先生と相談して、『USPTかブレインスポッティング(BSP)をしてみましょう』ということになりました。
私には、ブレインスポッティングが合っており、BSPを受けることになりました。

カウンセリングを受けたのは、全5回ですが、じっくり受けたのは2回目以降の3回分です。
初回はテスト(註・トラウマ・心の傷の症状の程度を調べるための心理検査)を受けたため短時間でBSPをうけました。
脳内で自分の過去の姿を探し始めて間もなく、涙があふれてきました。

感情は平坦なままです。
例えるなら、自分の分身が涙を流していて、それを後ろから、『泣いているな』と思いながら見ている。
涙が流れるから、その記憶は自分にとって辛いものなのだと発見するという作業でした。

涙を流すととてもすっきりしました。
同時に自分の奥深い感情を浮き上がらせてしまったようで、感情的になっていきました。
次のBSPまで1週間の間、フラッシュバック、親への怒りの感情が増して行きました。

先生にリラックス法を聞いていたので、リラクセーションをしたり、呼吸を繰り返し、落ち着かせていました。
現在家族とは別に住んでいますが、声を聴くだけでも動揺するようになった為、事情を話し、連絡を絶ちました。

二回目、脳内で自分の昔の姿を探しに行きました。その時は、怒りの感情が強かった為、『怒っている過去の自分』を探しに行きました。 見つからず代わりに『悲しんでいる自分』を見つけました。

三回目も脳内で『悲しんでいる自分』を見つけに行きました。
フラッシュバックしてくる言葉について、言われた時の自分の感情が思い出されました。『私はそんなつもりはなかったのに。』でした。

この時は嗚咽しながら泣いていました。
カウンセリング終了後に、これが自責の引き金になったと気づきました。

『私は無意識に相手に迷惑をかけてしまうのではないか?』
『私が悪いのではないか?』
このような思考に結びついて行ったのだと思います。
中々自責の念から抜けられない私には、大きな発見でした。

四回目、過去の自分を探している時、ふと過去の家族の行動、言動について、『今の私だったら、こう考え,こう行動する』という提案が出てきました。

又、辛い記憶を多角的に捕えること、自分の主観の感情だけを見るのではなく、自分の辛くなる出来事がなぜ起こったか?

背景を考えるようになりました。そうすると、『あの時は仕方なかった』
と思うことが多くなりました。過去に対して、仕方なかったと諦めて受け入れることも出来るようになりました。

段々と『辛い記憶にいる私』、『今の私』は別だとはっきり感じられるようになりました。
幼少期で無力だった自分ではなく、今は無力ではない大人だと、自分自身を助けられると思いました。

このような過程を経て、次に家族に自分の気持ちを伝えたくなりました。
文章も出来ました。
『あなた達の子育ては失敗だった。子どもが今も苦しんでるから。
だけど、過去は変えられない。この先はお互い楽しく生きて行きましょう。』

『あなた達〜苦しんでいるから。』までは親に言いたかった言葉、
『過去は〜』は自分自身に言い聞かせている言葉です。

四回目を終えた翌日、実家に帰る用事があり、三週間ぶりに家族に会い、声を聞きました。
何の感情も起こることなく、穏やかに過ごせました。三週間前は、怒りがあふれてきたのですが。

その後丸一日一緒にいましたが、穏やかに過ごせました。
父親と話す機会があり、自分の現状、思いを話しました。文章も伝えました。

父親も受容的であった為、冷静に話すことが出来ました。
話し終えた後は、満足感があったと思います。
その後は、フラッシュバックもなく、穏やかに過ごし、五回目のBSPも受けました。

BSPを始めましたが、何も浮かばず、自分から『おわりー』と思ったのです。
先生にも伝えました。

一週間前の四回目のBSPの時に、鮮明に思い出された幾つかの辛い記憶がはっきりと思い出せません。
フラッシュバックも落ち込むこともありません。
そんなに変わるのか!

20年もはっきりと覚えていたのに、こんなに早く解放されるの!
と拍子抜けしてしまいました。」

30代の女性から頂きました。
長年抱えていた心の傷を治し、元気になられました。
ご多忙の中、「お客様の声」に、貴重な感想をお寄せいただき、厚くお礼を申し上げます。

USPT統合療法の感想(Bさん)

「始めは、凄く自分をダメな人間に思っていました。日常の生活でも感情の渦に巻き込まれるような感じがしたり、真っ暗の中に一人でいる怖さを感じたりすることがあり、みんなはこんなことならないんだろうな、何かおかしいなと思ってました。

先生の所へ通う内に、親の私への接し方と私とが合わなかったことで傷ついたことや多感な中学の時期にいじめられたことで別の人格が頑張ってくれていたことが分かりました。

その時頑張って私を守ってくれた人格に感謝をしました。それからは、私が苦しかった理由が分かり、安心感を感じました。また、私は自分をダメな人間だと思っていたので、先生にダメじゃない。と言ってもらえて嬉しかったです。

他にも、私に話しかけられたら周りは嫌なんじゃないかと思っていたので、あなたに話しかけられて嫌な人なんていないよ、と言ってもらったことは、励みになり今も心に残ってます。

自己主張や自分を出すことをいままで怖くてしてこなかったことも気づきました。今は、自分の思ったことを言えるようになってきました。また、嫌なことを言われることもありますが、自分の意見を言い、その人に好かれなくてもいいと思えるようになりました。

前は、みんなに好かれたいと思っていたので。親も喧嘩も言い合いもたくさんしましたが、親も未熟で不安ななか一生懸命育ててくれていたと思い、感謝の気持ちを感じました。

先生の所に、通ってズドーンとしたいつも感じていた重い感覚が取れました。

これからも色々あると思いますが、自己主張をして分かってもらえるときや、分かってもらえないときがありますが、自分の気持ちはすっきりすることに気づいたので、臆せずにいきたいと思います。」

 解離性障害の女性(39歳)が、USPT統合法のカウンセリングにより、元気になり、職場に復帰されました。仕事に、趣味に元気に活躍されています。貴重な感想をお寄せいただきましたことに、感謝します。

 解離性障害とは、次のような状況であると考えられます。USPT統合法の開発者である、小栗康平先生(東京、早稲田通り心のクリニック院長)の文章を引用します。「人格解離」アールズ出版、22頁から引用。

 「嫌なことから逃避し、知らず知らずに潜在意識下に溜め続けてしまうと、結果、しまい込まれた感情は時間とともに流れ去ることなく、どんどん蓄積されていくばかり。本来であれば時間の流れとともに少しずつ薄らいで癒されていくはずの、つらさや心の痛みがその時のまま癒えずに、たまってしまうのです。(中略)

 癒えないままの負の感情がある一定のラインを超えると、コップから水が溢れ出るように、つらさに耐えかねた心が悲鳴をあげ、いつしかうつやパニック、感情不安定などの症状として表出してしまうのである。」

ブレインスポッティングとの出会い(Cさん)

私は自分の問題を解決したくて、15年ほど心理学を勉強したり、様々なカウンセリングを受けたりしてきました。それなりに良くなってはいたのですが、漠然とした不調が残っていました。

朝起きる時に、身体が重くて動きづらく、何でも億劫で時間がかかったり、集中力がなかったり、新しい情報を記憶できないような状態でした。こんな状態だったので、軽い鬱かなと思い、新しいことは何もできず全てが縮小傾向の状態でした。

そんな時、花井先生のカウンセリングを受け、ブレインスポッティングに出会いました。私の不調を一つ一つ取り上げて頂き、その度に脳の中で何かが解決し、スッキリとしていきました。これはとても新鮮な驚きでした。

それまでの私は一生懸命に内省し、原因を探そうとしてきたのですが、ブレインスポッティングはとても短時間にその脳内の根本的な記憶や原因にたどり着き、そこに埋まっていたネガティブな感情を自然に洗い流し、新たな気づきをもたらしてくれたり、凍り付いた何かを取り除いてくれたりしました。

まるで「心の自然治癒力」が働いているかのようでした。おかげさまで回を重ねる度に、身体も心も軽くなり、意欲が沸き、集中力や記憶力まで取り戻すことができました。私はこの頃、資格試験を受ける為に勉強する必要があったのですが、10回程ブレインスポッティングを受けることで回復し、試験対策も間に合い、合格することができました。

とても短期間に私のチカラを引き上げてくれました。本当に奇跡です。ブレインスポッティングに出会っていなかったら、私はとても辛い日々を送っていただろうと思います。花井先生、感謝です!!

先生はいつも私の話をほっこりモードで聞いてくださいました。私が不満でいっぱいの話をしても「ほぉ〜」という感じで、幼い頃に祖父に話を聞いてもらったような感覚でした。 あの「ほぉ〜」という響きが、私の記憶に心地よく残っています。

先生に出会って、私は自分の状況を変え、人生を前進させることができました。
ありがとうございました。

50代の女性から頂きました。
 5か月にわたって、11回、カウンセリングに来談されました。
 1回ごとに、ご自分の抱える問題を持ってこられました。

トラウマに素早く、効果的に働きかける、ブレインスポッティングのすばらしさを、クライエントも、私も実感しました。ご自身の貴重な体験をお寄せいただき誠に有難うございました。カウンセリングの世界で益々ご活躍されることを期待しております。

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